2017年6月23日金曜日

社台サンデー 2015 人気馬とその後

 さて、来週の金曜日には社台・サンデー・G1の2017年度募集の最終人気が出るわけで、最後まで票読みに追われていた方もいらっしゃったかと察します。

 しかし、人気上位馬が必ず活躍するかというとそういうわけでもなく・・・的な統計を取った記事を、以前に上げていたような記憶があるので、その2015年バージョンを作ってみました。(回収率の数字は2017年6月23日現在)

 【社台】
募集番号 馬名 人気 一口価格 回収率
48 ルーズベルトゲーム 87票 125万 22%
42 ソウルスターリング 83票 150万 462%
74 サンジェルヴェ 83票 35万 13%
53 ディヴァインハイツ  82票 100万 18%
55 アレススピアー 78票 100万 0%
87 ムーンシュトラール 77票 175万 0%
40 インペリアルフィズ  76票 75万 3%
56 ゴールドヘリテージ 67票 150万 0%
11 ザイエーデル 66票 60万 0%
47 エレクトロニカ 66票 100万 16%
44 トルネードアレイ 63票 200万 4%
19 ヘヴントゥナイト 55票 150万 3%
30 ヴォルフトーン 52票 60万 29%
59 ジャーミネイト 40+票 80万 36%
61 バーボネラ 40+票 60万 0%
62 グラットシエル 40+票 45万 125%
 

 【サンデー】
募集番号 馬名 人気 一口価格 回収率
122 シャープシューター 156票 45万 16%
145 カデナダムール 148票 125万 3%
105 フローレスマジック 135票 150万 70%
166 ダンビュライト 131票 90万 202%
121 ラボーナ 122票 125万 16%
147 コロナシオン 117票 175万 16%
172 ジューヌエコール 109票 50万 544%
144 ベルダム 107票 200万 0%
146 ヴァナヘイム 107票 200万 33%
151 リナーテ 99票 100万 18%
167 アレラーモ 93票 40万 43%
153 オルファン 90票 125万 0%
148 クリデュクール 89票 100万 12%
108 パガットケーブ 88票 90万 16%
104 アルミレーナ 79票 125万 30%
143 アルアイン 78票 250万 203%
155 ノルナゲスト 78票 80万 2%
125 コリエドール 77票 100万 18%
126 アンティノウス 77票 90万 39%
163 マーヴェルズ 77票 60万 24%
180 ミスパッション 73票 35万 5%
102 ヘリファルテ 68票 300万 10%
112 イタリアンホワイト 65票 60万 33%
110 フェアリーフォート 64票 50万 0%
156 アルテーロ 61票 40万 43%
135 プライマルフェア 57票 45万 0%
161 クレオス 56票 90万 2%
162 オルトロス  54票 90万 12%
116 デアレガーロ 40+票 50万 71%
117 フルオブライフ 40+票 50万 10%
139 スターストラック 40+票 40万 90%
160 メジャースケール 40+票 100万 0%
168 スプレンダークラン 40+票 65万 0%
179 シャムシエル 40+票 45万 0%
181 スムーズジャズ  40+票 35万 0%
184 ミスエルテ 40+票 100万 119%
 


 うーん、やはり突出しているソウルスターリング。そしてアルアイン、回収率では一番のジューヌエコール。

 ちなみに、もし上記馬52頭を全て一口ずつ取った場合、馬代と獲得賞金のシンプルな見合いで、回収率はプラスになるでしょうか。 考えてみてください。





 ・・・・。





 なるんだな、これが(ニッコリ

 一口馬主DBに上記52頭を全てぶち込むと、回収率はおよそ132%と出ます。私は毎年この上位人気馬というのをバカにしていたのですが、3歳6月時点で回収率132%というのは恐ろしい数字だと思います。参りました。

 ちなみにソウルスターリングが消えると97%。アルアイン、ジューヌエコールもいないと59%ぐらい。ざっくり計算で賞金総額10億のうち、この3頭が6割稼いでいました。

 なので、馬単位での回収率の平均値は47%、中央値を取ると16%と、中々心もとない数字になってきます。私がバカにしていた感はたぶん中央値から来る感覚から来ていたのかもしれません。なお社台だけの中央値は9%でした。ヤバい。

 他では、ざっと見た感じ、サンデーの安馬(under50万円)で、ランキング下方に入っている馬の不振が目立ちます。これは「このぐらいの馬ならサンデーでも取れるんじゃね?」という「でもしか票」が入った結果でしょうか。

 一方で社台のランキングにギリギリ入ったグラットシエルは回収率125%を叩き出しております。社台で安馬なんて無風で取れる可能性が高いわけで、あえての安馬票が増えているのであれば、相応に良い馬ということなのかもしれません。


 ・・・などと、久々に一口馬主ブログらしい記事を書いてしまったので、蕁麻疹が出そうです。おやすみなさい。週末はらじニキの連敗記録が止まりますようにお祈り申し上げます・・。

2017年6月21日水曜日

G1・社台・サンデー 募集馬レビューのお知らせ

 そんなわけで社台サンデーの募集締め切りが明日(郵送は本日)となっているわけですが、このタイミングでレビューを掲載してみたいと思います。しかも有料でw


 けいぱら有料レビューの特徴

 ・適当に作っているよ!
 ・主観だけだよ!
 ・だから安いよ!(100円=設定できる最低価格)
 ・キャプチャ画像がたくさん載っているよ!(立ち+後ろ足のストレッチ画像二枚)

 いや、レビューってその人の評価に従って出資するわけないじゃないですか。むしろ結果が出始めた頃に「この人はどう評価してたんやろか?ほーん」と戯れに検索してみるぐらいがせいぜいで。

 なので、その馬についてどう思ったかというのは最低限に、資料にもなりうる画像を中心としました。翌翌年度募集とかで役に立つのではないでしょうか。

 社台TC 関東馬レビュー
 社台TC 関西馬レビュー

 サンデーTC 関東馬レビュー
 サンデーTC 関西馬レビュー

 G1については短評も結構書いてしまったので、全部無料にしましたw

 G1TC 関東馬レビュー
 G1TC 関西馬レビュー


 で、結果として何を選んだかというと・・・それは5,000円の記事で公開することにします♡

2017年6月18日日曜日

アイドル現場参戦記。

 足繁く通っていたアイドル現場から距離を置くことを、かの業界では「他界」などと表現されています。そういう意味では自分は一口馬主の世界から「他界」していたのかもしれません。

 しかし、アイドル業界においては「俺他界するから(キリッ」と宣言した人間が、舌の根も乾かぬうちに舞い戻ってきて、だらしない顔でチェキを撮っているのは良くあること。

 そんなわけで、恥ずかしながら私も戻ってきました。そう、アルジャンテというアイドルの元へ!!

 か、可愛い・・・(*ノェノ)

 あ、これは京王線側にあるよく分からない「金の馬像」でした・・・スミマセンスミマセン・・・。というか、首長くないですかこれ。フタバスズキリュウか。ピー助か。

 そんなわけで、某ぐりぐり君の愛馬デビュー戦に間に合わなかった店員Oさんは、目でピーナツを食べなければなりません。私も間に合いませんでしたが、ドラえもん体型に近づいている某まつりニキに「目でピーナッツかみき」を出してもらうことにします。

  あ、話が逸れていました・・・すんませんすんません・・・。さあアルジャンテ、出てこいや!

 俺が生まれてきた理由!

 それはアルジャンに出会うため!

  俺と一緒に人生歩もう!

 世界で一番愛してる!あ・い・し・て・・・って、その一緒に写ってる男、誰!?

 最後の写真は動揺して手ブレしてしまいました・・・。

アル「皆さん、いっぱい応援してくださって本当にありがとうございます!」
ワイ「よく頑張った!」
アル「3着、1番嬉しいです!皆さんと一緒に過ごした骨瘤治療期間中、とってもとっても楽しかったです!」
ワイ「オレモー!楽しかった!!」
アル「私は、馬として足りない部分がたくさんあって、そんな中でこのクラブで皆さんに会って、たくさん人の愛に触れて、私が言っちゃいけないことばっかりなんですけど、阿部社長をはじめスタッフさんはいつも助けてくださって」
ワイ「うんうん」
アル「一緒に青春してくれた出資者メンバーのみんなも本当に優しくて、そんな大好きな皆さんに囲まれて、私は人の愛を知って、初めて人を好きになることが出来ました」
ワイ「ん・・・?今なんて」
アル「私、尾関厩舎のアルジャンテは結婚します」
ワイ「ファッ!?」
アル「すごくふざけているように聞こえるかもしれませんが、私はいつも本気で、皆さんも本気で応援してくださっていて、たくさんの夢を一緒に叶えてきてくれました。私は本当にこんなに好きになれる人に出会えました。私は今までのアイドル人生に1点の曇もなく、偽りもなく、本当に本当に皆さんのことをアイドルアルジャンテとしてではなく、1人の人間として大好きでした。だからこれから私が結婚するっていう気持ちも本気です。皆さん今まで本当にありがとうございました。3着嬉しいです!本当にありがとうございます!私は至って本気です」
ワイ「(目を半開きにして、弛緩した口からヨダレを垂らしている)」

 そういう夢を見ました。

 いや自分が推しているアイドルが恋愛騒動に巻き込まれたり、昨日の須藤何とかさんみたいに結婚を発表するのを競馬で例えるとどんな気持ちなのだろうなと考えていたのですが「自分の出資馬に秋山真一郎の騎乗が発表された気持ち」と考えると非常にしっくり来ました。本当にありがとうございました。

 それはともかく、昨日はまつりニキ、店員Oさん、幼馴染のGさん、Sニキ、Zネキ(ガチでアイドルのようで思わずチェキを撮りたくなりました)とシルク馬のレースを観戦できて楽しかったです。ありがとうございました。

 その後、ワイとまつりニキは赤坂ラウンジに繰り出し、阿部社長やスタッフに募集馬について色々と質問。ここでは書けないような情報(主に美味い焼肉屋について)を仕入れたのでした。

 総選挙のことなど話しつつ、足は自然とひかり屋さんへ・・・って、ファッ!?ちょwwwHIKARIYAが、UNAGIYAに!?www

 なので、大阪焼肉・ホルモンふたごという焼肉屋に向かいました。皿からはみ出るほどのカルビが売り。




 すっかり食べすぎてしまい、これは私が四次元ポケットから「目でピーナッツかみき」を出す日も近いかもしれません。

2017年6月8日木曜日

続・生きていたパヴォーネ

 1月の記事で触れた、私の元出資馬かつ命名馬ことパヴォーネ。

 その後、2月の出走(1番人気を裏切る4着)を最後に出走が途絶え、ああこれはいよいよ・・・と思っていたところ、なんと!

 東京ダービーの興奮醒めやらぬ大井競馬場の最終レースに、ひょっこりと出走しているではないですか


 これにはワイも思わずニッコリ。

 ただこれを知ったのは、実はレース終了後。 ツイッターで「パヴォーネ」と検索すると、馬券を買った人たちの罵詈雑言が飛んでいたので、ああ負けたのだなと分かったものの、どんなレースをしたかは知りうる術がありませんでした。

 しばらく後に上がった動画を見ると、直線で一瞬脚を使うものの、最後にバテてしまうという競馬。ダラダラっと走るこの馬にしては珍しい負け方だなと思って、まあとりあえず生きていてくれただけでも良かった、と思い、その日は特にそれ以上パヴォーネ情報を追うことなかったのですが・・・明けて本日、netkeibaの掲示板でも覗いて見るか・・・とブラウザを開くと。

 ・・・・。


 ファッ!?

 ファーwwwwwww

 どうやらパヴォーネはパドックで盛大に馬っ気を出していたもよう。ってか「めっちゃ勃起」 って何やねん・・・ノーマル勃起(という言葉があるのかどうか知りませんが)よりも凄いんか・・・(いいね2件ついてるもよう)。

 中央競馬時代は馬っ気を出していた記憶はないのですが、いったい誰に似たんやろ・・・。まったく、親の顔が見てみたい・・・親・・・な、名付け親!?

 誰に似たんやろ(白目

2017年6月5日月曜日

番長の馬を撮ってきた件。

 以下は全てノンフィクションです。実在の人物や団体と関係はあります。


 数日前、「コラッ😡」の怒声を残し、LINEのグループを突然退出した某番長。

 その後の動静を探るも、唐突に沖縄に飛んだり、どうやら本気でワイという遺体の処理方法を算段しているようにしか思えない。

 不穏な空気に震えたワイは、夜道を歩く時も三歩歩いては振り返り、電車では痴漢を疑われないよう両手を挙げるだけでなく、腹にジャンプ(月刊)をくくりつけ、ヒットマンの急襲に備えました。

 そして、どうすれば許されるかをひたすらに考え・・・荒木村重のように名前を変えようかと思ったものの、そもそもの名前が乳首吸蔵というふざけた名前だったことを思い出し・・・番長の愛馬であるレッドファルクスの写真を撮ってくることにしました💁

 やはり芦毛は良きです。

 よだれのシズル感ェ・・・。




 安田記念自体はゴール過ぎの芝生に近いところで見ていたので、何が来ているのかさっぱり分かりませんでした。直線の進路等、若ければいろいろ思うことはあったようにも思えますが、今の自分的には特に何もないというか、上手くいく時もあればそうではないこともある、ぐらいしか感想がないんですよねえ。静かに見てたら終わってた、ぐらいなもので。

 さてパドックで久しぶりにサトノアラジンを見たのですが、自分のイメージとはだいぶ違ってました。こんなに形が変わるのだなあ、とビックリ。いよいよ完成の域に入ってきたのかもしれません。
 

2017年6月2日金曜日

ヤエノムテキ様専用 モンドアルジェンテ撮ってきました。

 すっかり忘れていましたが、先々週の土曜日(オークスの前日)に東京競馬場に行ってきました。昨年は行かなかった気がするので、1年ぶりか、それ以上ぶりか・・・そういえば、昔「ぷりぷり県」という漫画がありました。作者は吉田戦車。懐かしいですね。

 そう、ぷりぷり県と同じように、競馬場も私にとって懐かしい場所でありました。そして、懐かしい馬との邂逅。

 モンドアルジェンテ。その毛色は年月を経て、私の記憶の中よりもさらに輝き、そして深みを増していたように思えました。




 あ、これは私の記憶の中よりもさらに太みを増したりしていた懐かしい人達でした。スミマセンスミマセン・・・。

 そんなわけで、先日に某所で初対面を果たしたヤエノムテキさんの愛馬・モンドアルジェンテの写真をパシャパシャと撮ってきたので、貼っておきます。コンビニで適当に印刷して【ヤエノムテキ様専用】と書いて100万円ぐらいの値段でメルカリに出そうかとも思いましたが、そもそもヤエノムテキさんはネット界の西成と呼ばれるメルカリに縁はなさそうなのでやめておきました。

 パドック。日差しが厳しい一日でした。陽の光を跳ね返す芦毛とはいえ、腹帯の下からひとすじの汗が・・・。






 ダート2100mだったので、スタート直後も撮れました。先行し、終始強気な競馬。

 直線では外の馬にしつこく絡まれるのですが、跳ね除けました。







 モンドアルジェンテ、これで11回連続1番人気という、則本昂大もビックリの記録でありましたが、めでたく勝ち上がり。デビューの頃から書いていますが、いずれは重賞に行ける馬だと私は信じております。その昔同じ厩舎にいたパヴォなんとかさんの分まで頑張って欲しいです。

2017年1月30日月曜日

買えたかも委員会

 生きるための糧とは何であろうか。












 一口馬主の豊穣とは・・・













 迷いあぐねた人々が、今日もその門を叩く。




 登場人物
 一口馬主クラブ代表:阿部由紀也
 ブロガー     :まつり崎
 一口馬主クラブ社員:M姐

 相談者:すいぞう(40) 一口馬主歴 4年


すいぞう「あれは・・・2015年の3月でした」

すいぞう「ちょうど僕はシルクホースクラブのこともネタにし始めた頃で・・・持っている馬も少なく、記事のネタも枯渇していた頃で・・・。そうだ、シルクの会報に紹介されているお店を、聖地巡礼と銘打ち訪問してみよう。そんな風に思ったのがきっかけでした」

阿部「・・・」
まつり崎「・・・(眠そうな目をしている)」
M姐「・・・(迫力のある目ですいぞうを凝視している)」

すいぞう「普段あまり行くことのない場所、赤坂。繁華街のイメージが強かったのですが、意外と落ち着いた街だと思いました」

すいぞう「そして・・・一ツ木通りでも赤坂の中心街からは少し離れた場所に、その店はありました」

すいぞう「大きな看板、杉玉・・・僕なんかが一人で入っていいものかとも思いましたが、ええいままよと、どうにかなるさと入店しました」

まつり崎「あ・・・」
すいぞう「??」
まつり崎「・・・話の腰を折ってすみません・・・、今でも、今でもその店はあるのですか?」
すいぞう「いえ・・・。先日に店の前を通りかかったところ・・・うなぎ屋になっていました・・・」
まつり崎「あ・・・(察し」
阿部「うなぎ屋・・・」
すいぞう「はい、うなぎ屋・・・」
全員「・・・・」

阿部「続けてください」

すいぞう「はい。・・・緊張しながらカウンター席につき、とりあえずビールを注文したのですが、お通しが来たところで思い出したのです。そうだ、今日はブログのネタを作りに来たんだ、と」

すいぞう「カバンからカメラを取り出し、シルクの会報が写るようにして、撮影をしました。もちろん大っぴらにはやりません。他のお客さんの迷惑にならないよう、こっそりと撮影しました。すると」

???「ちょっと、お客さん」

すいぞう「しまった、と思いました。やはり写真撮影NGの店だったんだ。お固い店だったんだ。どうしよう、叩き出される。僕は反射的に身を硬くし、恐る恐る、声の主を見上げました」

???「それ、シルクの会報ですよね。僕も実はシルクの会員なんですよ」
すいぞう「・・・!?」

すいぞう「そう、僕に声を掛けた店員さんは、シルクの会員さんだったのです。彼がビールとともに差し出した名刺には、立派な名前が書いてありました。ここで名前を出すのは控えますが、仮に店員Oさんとしましょうか。話は自然と、自分が今年度のシルクで何を持っているかという話になりました」

店員O「えー!アルジャンテが一緒じゃないですか!これは奇遇だ!嬉しいですね」


すいぞう「店員Oさんは人懐っこい笑顔でそう言ってくれました。考えてみれば最大で499人同じ馬を持っている人間がいるわけで、さほどの奇遇ではないのかもしれません。でも、僕はその時が初めてだったんです」
まつり崎「初めて・・・だったんですか」
すいぞう「はい・・・初めて、シルクで同じ馬を持っている人に会ったのです」
まつり崎「あ、そういうことですか(落胆」
すいぞう「え?」

阿部「続けてください」

すいぞう「・・・楽しくなって酒が進んでしまった僕は、調子に乗り、自分の馬にどれだけ期待しているかという話をしました。いわゆる親バカトークです。アルジャンテのことはもちろん、当時持っていたクィーンアマポーラ、タイムレスメロディ、レーヌドコロール、ジスターキのことを語りました。ひかり屋を訪れる前に、北海道見学したのが記憶にあったからかもしれません。桜花賞やオークスを争えばいいんですけどねえ、とか、半ば本気で語っていた記憶があります」
まつり崎「・・あ」
すいぞう「?」
まつり崎「話の腰を折ってしまい恐縮です。その馬たちは今・・・アルジャンテ以外の馬は・・・」
すいぞう「ほとんどが未勝利で引退しました」
まつり崎「あ・・・」
すいぞう「・・・・」

阿部「続けてください」

すいぞう「僕の話があらかた済んだあとで、店員Oさんが静かに話はじめました。恐らく客である僕が話し終えるのを待っていらっしゃったのでしょう」

すいぞう「Oさんは僕なんかより、遥かに競馬に精通された方でした。一口馬主歴こそ僕の方が一年ほど上でしたが、勉強熱心なことは会話の内容ですぐ分かりましたし、競馬界へのパイプもあるようでした」
まつり崎「パイプ・・・」
すいぞう「?」
まつり崎「いえ、松方弘樹さんを思い出してしまって・・・」
すいぞう「・・・・」

阿部「続けてください」

すいぞう「中でもOさんは矢作調教師を信奉しているようでした。シルクで最初の馬は矢作厩舎の馬にした、とも言っていました・・・そして、ここからが核心なのですが」

店員O「実は、今年は楽しみな馬がいるんですよ」
すいぞう「ほう。なんという馬ですか?」
店員O「グレンツェントという馬です」
すいぞう「グレンツェント・・・」

すいぞう「お恥ずかしいことに、僕がその名前を聞いて最初に思い浮かべたのは、阪神の外国人選手・グレンのことでした」
まつり崎「グレン・・・クールボーとかと同じ時期の・・・」
すいぞう「ええ。藤田平政権の。あ、話が脱線してしまいすみません」
まつり崎「ええんやで(ニッコリ」
すいぞう「・・・・」

阿部「続けてください」

すいぞう「グレンツェント・・・母馬は何でしたっけ」
店員O「ボシンシェです。ボシンシェの13」
すいぞう「ああ、分かります」


すいぞう「僕は正直まだピンと来なかったのですが、話を合わせました。」

店員O「実はね、この前の東スポにも取り上げられたんですよ」
すいぞう「ほう、東スポに・・・」
店員O「牧場でもかなりの評判のようですよ。正直、まだ売れ残っているのが不思議ですよ」
すいぞう「え、まだ売れ残っているんですか?」
店員O「そうですよ!まだ間に合います」

すいぞう「僕はひかり屋のカウンターでスマホを取り出し、その場で動画をチェックしました。その頃、動画の動きを見れば素質を見抜けると、自分を盲信していたのです」
まつり崎「・・・今は」
すいぞう「は?」
まつり崎「今は・・・何を見て決めているのですか?」
すいぞう「何も・・・何も見なくなりました」
まつり崎「・・・・」
すいぞう「何を見ても、大して変わらない・・・そのことに、気がついたのです」
まつり崎「・・・・」
すいぞう「・・・・」

阿部「続けてください」

すいぞう「ボシンシェの13の動画は、改めて見ると、何となく良さそうに見えました。そして、目の前に立つ店員Oさんの、自信のありそうな振る舞い、言動・・・。「梵」というお酒ですっかり酔っていた僕は、募集申し込みページに吸い込まれそうになりました・・・。そのまましばらく、忘我の境地でスマホとにらめっこしていたのかもしれません。そんな僕を正気に戻らせたのも、店員Oさんでした」
店員O「すいぞうさん、申し訳ない、そろそろ閉店のお時間で・・・」

すいぞう「そう、何だかんだで結構な時間になっていたのです。僕はシルク会員特別料金(ビール一杯無料)の勘定を済ませ、店を後にしました」

阿部「・・・」

すいぞう「翌日からは仕事も忙しく、ボシンシェの13はそれっきりになってしまいました。そして、ボシンシェの13、つまりグレンツェントはあれよあれよという間に出世していき・・・先日、東海SというG2を勝ちました。完勝でした」
阿部「見事な勝ち方でした」
M姐「(無言で頷く)」

すいぞう「・・・僕は今でも思うのです。あの時、閉店時間があと30分、いや、10分遅ければ、出資を申し込んでいたんじゃないかと・・・買えていたんじゃないかと・・・」

阿部「・・・・(無言で「買えた」の札を出す)」
まつり崎「・・・・(無言で「買えた」の札を出す)」
M姐「うーん・・・・(「買えたとはいえない」の札を出す)」

まつり崎「はい、それでは「買えた」の札が2つということで・・・すいぞうさん。グレンツェントを「買えた」と認定します」

阿部 「・・・買えたかもしれない夜を照らせるのは」
すいぞう「はい」
阿部「唯一買えたかもしれないという光だけ」
すいぞう「・・・・」
阿部「すいぞうさん。その光を大切にしてください」
すいぞう「・・・ありがとうございます」

M姐「・・・あ、一つだけ」
すいぞう「?」
M姐「気になったんですけど」
すいぞう「はあ・・・」
M姐「その店員Oさん?が最初に矢作調教師に預けた馬」
すいぞう「ああ・・・これはレーヌドブリエという馬です」
M姐「ふん」
すいぞう「これも中々の馬なんですよ。すでに3勝もし」
M姐「(遮るように)当時は未勝利だったんじゃないですか?」
すいぞう「・・・は、はい」
M姐「母はメジロドーベル。個人的つながりのある矢作調教師。完全にロマン派が失敗するパターンじゃないですか。しかも初対面。そんな人が薦める馬に、ホイホイと出資申し込みをするのかなと」
すいぞう「・・・・」
阿部「・・・・」
まつり崎「・・・・」
M姐「そんな風に思いました」


買えたかも委員会 第一話 完
元ネタ

2017年1月26日木曜日

生きていたパヴォーネ

 某まつ◯りさんとのLINEで「この世におれへんのやろなあ」と勝手に悼んでいたパヴォーネですが、生きていました。






 netkeibaの成績を見ると、約10ヶ月の休養を経て、昨年の11月に復帰。奇しくも私が四十路に足を踏み入れた日と近いです。妙な縁を感じます。

 そして、復帰戦こそ勝利を上げるも、次戦では圧倒的一番人気を裏切り馬券圏内を外したもよう。奇しくも四十年間期待を裏切り続けて生きてきた私に似ています。妙な縁を感じます。

 なぜ休養していたのかもよく分かりませんが、そういえば私もなぜブログを休んでいたのか、よく分かりません。パヴォーネに引っ張られて休んでいたのかもしれません。妙な縁を感じます。頑張れパヴォーネ、頑張れすいぞう。